よくTwitterに流れてくる、AIに自分の推しキャラ像を学習させて、一緒に会話したり、ストーリーやセリフ案出してもらったりするという活用方法、あるじゃないですか。
アレどうしても「結局学習の末作られた存在やろがい」「ナレッジのチューニングを自分がするの萎える」「そもそも夢女子じゃないので推しと会話できること自体が解釈違い」等々のメタ的視線で見てしまって、感情移入できずにいました。
しかしAIをこんな面倒な人間のオタ活でも有効活用できそうな方法を見つけました
それは
「推しのイメソンの歌詞をAIに投げ、歌詞をそのキャラの口調に変換してもらう」
というものです。
「イメソンって?」と思った方に補足いたしますと、イメージソングの略です。キャラクターの性格・世界観にあった歌詞や曲調の曲を結びつけて、妄想して楽しむ古き(?)良きオタクの二次創作的文化です。
鍛えられている方々は、曲を聴いていると、脳内でそのキャラのオリジナル手描きPVが流れているのではないでしょうか。
詳しくは以下の記事を是非ご覧ください。
https://note.com/yusa_usagi77/n/na38bedd1f0b8
イメソンのオタ活しないよという方はここでお帰りください。またのご来場をお待ちしております。
既に曲調やリズムなども含めた、曲全体から世界観の構築が出来ている状態なわけです。その状況で更に歌詞を推しキャラ向けに書き換えてもらうのですから、更に精度が上がり脳内映像にも磨きがかかります。すごい。

(画像のプロンプト例ですが英語の歌詞の意訳を挟んだ上で変換を依頼したものです)
例えば「推しキャラ(男性)のイメージ通りの曲だけど、女性主語で書かれた歌詞」ということがあるかもしれません。そんな時、主語が「私」で書かれている部分を、すべて「俺」など男性視点に変換したり、語尾の「〜わよ」を「〜だ」等に変換するだけでも没入感が段違いだと思います。
(というかこの程度の作業量だったら自分で一括置換した方がいい気もする 草)
まあ今回は指定したキャラのクセが強いため、特に上手くハマった感はあると思いますが、主語と語尾を変えるだけでかなり印象変わるんじゃないかと思います。
興味がありましたら是非お試しください。
(余談)
「この子のキャラソンを作れ」だと、やはり「思ってたんと違う」に着地しました。生成されたものは間違いなくそのキャラクター通りではあるのですが、なんかAI臭さがしてだめだし、曲がないから没入感出ないし、土台となる世界観なしの状態で私がキャラクターの情報を与えてゼロから生成されたもの、という事実がなんかもう違う(早口)